2002−4−20のHIPライブ・レポート
錦辺宏一さんによるライブ・レポートです。
hip Live report
日時 2002年4月20日(土)
場所 六本木ピットイン
全国の松木さんのファンの皆さん、そしてヒップのファンの皆さん、僭越ですけど、4月20日のライブの様子につきまして、レポートさせて頂きます!!
キーボードの幻想的なストリングスに松木さんの哀愁漂うガットギターからスタートしたオープニングは、ヒップのファンなら誰でも一度は耳にしたことのある、キーボードの野力さんがシネマのために作曲した「名無しの曲」で、ジョージ・ベンソンのバージョンで有名なホセ・フェリシアーノの「アフェアモーション」までのメドレーで演奏され、特に、アフェアモーションは個人的にはこの日のベストだったんじゃないかなと思う位凄かったですよ。途中のキーボードソロでサンバのノリが強調されるんですけど、ベースの岡沢彰さん、フレーズがかっこいいのは当然として、体全体で表現しているあのノリと、ドラムの渡嘉敷さんとの最強タッグは本当に凄い!!あと、この曲で途中、松木さん、ガットギターからエレキに持ち替えるんですけど、ガットのソロではスパニッシュ的な哀愁なソロで、エレキではブルージーな哀愁っていいますか、いづれにせよ、初っ端からのせられました。
ところで、今回、リハーサルから見せて頂いたのですが、基本的に楽器のチェック位で、本番で演奏する曲のリハーサルはしてませんでした。曲は本番直前に楽屋で決めるそうです。現在、ヒップの持曲は20曲位あるそうでが、あまり持曲をまんべんなくライブでやるということはしてないようです。自分達が気持ちいと感じるものをやる、といったことのようです。あと、この日は松木さん、リハの途中からレミーマルタンのソーダー割を飲んでましたよ。そういえば、途中の松木さんのMCで「早く帰って飲みたい!」と言っときながら、「だけど、もう飲んでんじゃねぇかよ!」って自分で突っ込んでたのが、可笑しかったすっ。ものすごく。このへんのブラックジョーク、やっぱ、ミュージシャンの乗りの良さ?変なところで感心したりして。
2曲終了して、「いよいよ最後の曲になって参りました。」という松木さん例のMC、こればっかりは、直に聞いていただかないと、だけど、あの間といい、ほんと、笑います。
前半は、この後、2曲で終了しましたけど、4曲目のウォーク・トール、原曲誰か知らないのですが、あのゴードンエドワーズが率いたスタッフ風で、良かったですよ。ただ、誤解されるといけないのですが、私、思うのですが、スタッフっていわゆる、ジャズ・フュージョンバンドでは、「世界一」だと今でも思うのですが、バンド経験がある方は分かると思うのですが、あのサウンドは、出そうと思って出せるもんじゃないですよ。テクニック的なものもそうですが、特にあの雰囲気とか、だから、今までにスタッフに似たバンドって、出てこないですよね。
そういった意味でヒップは凄い!世界で唯一、スタッフと同列にいるバンドですよ!!
そういえば、キーボードの野力さん、以前、スタッフのドラマーだったスティーブガッドから魅せられて、ニューヨークまで連れてかれたことが有ったそうですが、ヒップでやる方が楽しいとかで、ガットを振って帰国してきたそうです。
それではここで、メンバーの機材について、ギターの松木さんですが、ギターは全てお馴染み、世界の松下氏製作のtmpギターで、エレキはフルアコの175モデルと後半ステージで登場する、テレキャスターボディーにハンバッカー搭載の「CCR」それとガットギターというラインナップでした。アンプの方は長年使用してるフェンダーツインリバーブの銀パネで、ボリューム、トレブル、ミドルとも8で、ベースは0でした。そういえば、エリックゲイルやデビットTなんかも同じような設定だったんで、この辺の設定にあのソウルフルなトーンの秘密があるのかも知れませんね。ただ、松木さんは演奏中かなり、ギター側のボリュームやトーンをいじってましたよ。足元の方は、TCのフェイザー、ボスのコーラスとボリュームペダルで、この日はコーラスは踏まなかったと思います。松木さんは、アルペジオの時、コーラスを薄くかけることが有りますけど、そのかけ方が、かけすぎずいい感じなんですよね〜。
次にベースの岡沢彰さんですが、最近ヒップのライブでは松木さんと同様、tmpを弾いてましたけど、この日はあのホワイトのジャズベーでした。岡沢さんに聞いてみると、2週間ぶりに手にしたとかで、やっぱり、弾かないとコンディション悪くなっちゃうとかで、「レコーディングは全部これだよ。」と言ってました。そういえば、山下達郎氏の「イッツ
ア ポッピン タイム」の中ジャケに写ってるベースが、この日のベースと同じだそうで、ちょうど、その頃入手した61年のフェンダージャズベースとのこと。あとアンプが、プリアンプがウォルターウッドで箱がEPIFANI(読み方わかりません。すみません)でしたけど、もしかすると、プリアンプからラインかも?次にキーボードの野力さんですが、ピアノはピットイン備えのもので、シンセ系はヤマハMOTIF7とS80でした。最後に渡嘉敷さんのドラムのセットでヤマハのバーチカスタムメイドで市販されてませんとのことでした。
後半の部は30分位のインターバル後、渡辺貞夫氏作の「ホームミィーティング」でスタート、シャッフルから途中フォービートになる曲なのですが、こういった曲はこのバンドにはものすごく合ってるみたいで、めちゃくちゃヒップです!あと、ヒップのデビュー当時「、思い出の曲です」と、松木さんの当時のMCが印象深い、Gワシントンの「メイク
ミー ア メモリ」、テーマをギターでミュートして弾くのですが、この辺のアプローチの仕方が何ともオトナですよね。それと、薄くフェィズかけてて、なんとも味があります!この日、この曲を最後で締めるつもりだったようで、松木さんの長めのソロもかなり熱がこもってて、聞き手を圧倒してたのですが、松木さん以外のメンバーが、なんと、嬉しいことに、このセットまだ終わらせてくれず、最後はこの日2曲目の岡沢彰さんのボーカルと松木さんのハモリが聞ける「フィーリングオールライト」で終了と思いきや、暖かいファンの皆様のアンコールにお応えして、ゲストのパーカッションを交えて(お名前確認できませんでした。すみません)、松木さんベースでレゲエを一発!!だけど、松木さん、ベース弾いてる時、凄っごく、嬉しそう!!
最後に、松木さん、岡沢さん、渡嘉敷さん、野力さん、取材にご協力いただき有難うございました。これからもどうか、素晴らしい音楽を聴かせて下さい。あと、是非ともCDデビューお願いします。
2002年 5月
錦辺宏一
<1st>
1.題名不明
2.Affirmation
3.Just between friends
4.Walk tall
<2st>
1.Home meeting
2.Keep on running
3.Only tonight
4.make me a memory
5.Feelin alright
<アンコール>
1.Something you got
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