神戸チキンジョージ(2004年6月28日)


 この日は予定通り19:30からスタート。1セット目は「チューニング」という曲から順調にスタート(笑)。
2セット目はアコースティック・ギターの曲から始まり、来場されていたボーカリストの小林エミさんを最後にステージに上げられて繊細で
パワフル、かつ緊張感の溢れたいつもとはまた雰囲気の違った素晴らしい演奏でした。
 ライブの曲目や内容の感動に関しましては、是非皆さん生のHIPをお聴きにいかれることを願っています。
 耳から入れてゆったりとお酒でも呑みながら聴いて心地よいこと・・・・最高です。
掲示板に書き込んで下さる方が「生のHIPと出会えて・・・」という言葉をお借りして短いですが、今回のライブレポートとさせて
頂きます(笑)。


 ライブ終了後、チキンの橋川店長さんにまたしても昨年同様にファンの方々を含め、中華料理屋さんにての打ち上げに参加させて頂く
事が出来、本当に感謝でした。
 今回は現在松木さんがアレンジされている「高田みち子」さんのアルバムご担当の、ソニー・ミュージックエンタテイメントのプロデューサー相茶氏も来られていらっしゃるし、僕は幸運にもケイコ・リーさんのマネージャーの木原さんのお隣の席になることが出来、ギターのことやミュージシャンの事をたくさん話して頂く事が出来、こちらも大感激でした。
 ケイコさんもHIPの金沢公演にまで来られてステージに上がられて歌われたり、又掲示板にも書いて頂いたように、木原さんご自身も
元々ギターをされていたということでHIPの関西公演の最終日の広島のステージで演奏されたと後から聞き、羨ましい限りでした。
 木原さんは元は様々な外国のミュージシャンの方々のマネージメント等に関われて来られており、やはり、一流ミュージシャンになればなるほど、「2つのこと」が出来るということを話してくださいました。
1つは、自分の技術を磨くというミュージシャンにとっては当たり前ですが、この向上心をずっと初心から持ち続けているということと、もう一つは周りへの気配りが出来ると言う、常に自分を客観的に見ることが出来て相手が今何を望んでいるか、またどうして欲しいか、ということに常々気を配られているということだそうです。ミュージシャンで有名になれば勘違いして自分が我侭をしたり、言ってもそれが
「自分という音楽的表現の一部だ!」と間違った人はいないということです。
 実際今回のHIPの関西公演において木原さんは、松木さんのギターテックなども行なわれており、つくづくそういう事を実感されたとおっしゃっていました。また僕との会話が一段落するたびに席を立っては、HIPのメンバーの方々や橋川さん、ファンの方々の食事、お酒、灰皿などが足りているか・・・・等々細々としたことまで気配りされていらっしゃいました。脱帽です。
 木原さんご自身も心地よく酔われているのに、そういう気遣いの出来ること、これはバンドで言うリズムじゃないのかなと感じました。みんなが心地よくなるよう、ソロが出来るよう、リズムとして気持ちよく全体へ気配りされている姿。こう言うバックアップの見事さがケイコさんや皆さんの信頼を得ているんじゃないのかなと思いました。

 又、今回は野力さんが「伴奏」ということで語ってくださいました。
松木さんは6本しか弦がないのに、歌う人の邪魔をしない、そして歌いやすいような持って行き方を自然にできるすごい人だと。野力さんは皆さんご存知のように、様々なミュージシャンと演奏されていますし、ご存知の方も多いと思いますが、数年前はスティーブ・ガッドに自分のバンドに入るように言わしめた人です。その野力さんが「僕は伴奏と言っても、例えばこの中華屋さんの壁に貼ってあるメニューやPOP広告のように彩りを添える・・・そんな感じ。でも松木さんは歌っている人を邪魔しないし、弾かない所は絶対に弾かない。あんなミュージシャンは松木さん以外にいない」と。
 実際松木さんは、ご自身でアレンジ、プロデュースされたりバンドとして演奏されたりしていても「この曲は俺、いない方がいいから」と言ってピアノトリオだけで曲をやったりします。だからボーカルのバックに周った時、背中をポンっと押したような心地よい演奏になるのだということなんですね。こういう所を注意して、他のバンドのギターやTVを聴いていると・・・・「!」です。


 今回は昨年ライブ・レポートを書いてくださった濱口夫妻は本格的にされているバンドのメンバーの方々を連れて来られ、結局京都まで終電後、タクシーで帰られたり、また三重の方から、みちさんご夫妻もわざわざ神戸に宿を取って来られたりして、松木さん、HIPの音楽が好きな方々とお会い出来、又年々お客様も増えて来られてうれしい限りでした!
 ということで、午前2時前まで打ち上げに参加させて頂き、最後は皆さんゴキゲンでお開きとなりました。
その時の集合写真です。



6月30日〜7月2日 松木さんのお泊り

 今回はツアー終了から1日おいて2泊3日とうちに来てくださるということで、ずっとわくわくドキドキしていました。レッスンしてもらえること、さてどんな内容になるか・・・・
 6月30日は新大阪のホームへ松木さんを迎えに行ったのですが、この日は新富士と掛川間が大雨のため新幹線の上りは新大阪止まり。駅では払い戻しや足止めをくらった修学旅行生達でごったがえしていました。券売機がすべてストップしているため入場券もなかなか手に入れることが出来ず、3箇所目に並んだ所でやっと入手。
 岡沢さんは仕事が東京であるため一足先に伊丹から飛行機に乗り換え帰京。松木さんとご一緒だった野力さん、渡嘉敷さんは、そのまま復旧まで別のホームの新幹線に乗り換え運転再開まで待つこととなりました。
 ここで野力さん達とお別れし、松木さんが使ってられるエレキギターとガットギター2本と共に当宅へ。ちょうどお昼だったので、僕が行く自宅近くのげんこつラーメンへ。
 今回、わざわざきて頂き、無料でレッスンもして頂けるというのに、食事代も子供達へのお小遣いもそして全てうちの負担にならないようにと出費して頂き、本当にどうお礼を言っていいやらの状態でした。

 さてこの日はチューニングの仕方、弦の張り方という初歩的なことから始まり、ピッチとリズムは世界共通ということからスタートしました。
「音」の三要素、「音楽」の三要素の違い、メジャーとマイナーを覚えるということ、コードの覚え方、音の出し方、指使い、目力、耳力、手力などバークレーの理論どころか、今まで誰にも教わったことのない話ばかりです。いかに自分が教則本や雑誌やそういうものから得られた変に難しい理論でやってきたこと、実は単純なことを難しくしてきたので覚えていないことだらけ。
 ここで松木さんがなんで歌の邪魔をしないか、又バックに周った時、心地よくなるのか実際に弾いて、そして「ボーカルがこうきているのにこんなことするか?」という単純な種明かし。少しだけわかりました。28日の中華屋さんで野力さんの言っていたことが。
 実際、レッスンを受けて元から自然に考えれば・・・・ということの発見の連続でした。
「こんな簡単なことだぜ。難しかったらとっくに俺、音楽やめているぜ」という松木さんの笑顔。僕の脳細胞に染み込んでしまった固定的やり方を根本から入れ替えれば色々と見えてくるということ。楽器を持たずにA♭の曲のメロディがすらーっと歌えたときの感動!!!
こういうレッスンを受けれてなんて幸せなんだろうと思うことばかり。
 レッスン内容は書くと長くなりますので割愛させて頂きますが、うちの長女も3日目の帰る間際の朝に参加させてもらい、感動ばかりで
「もう今日は学校が昨日で試験終わったから休んでしまおうかなー」という始末。実際何も知らない方が頭に「!」=「ひらめき」が来るみたいで僕がやってきたこと(やらなかったことの方が多いですが)はなんだったんだろうと・・・
 そして1日目の夜は僕のバンドのドラムのモアイ須永が洋酒を持って遊びに来てくれて、リズムの話までして頂きました。
サルサの曲をかけていると、色々なリズムの複合体ですので、基本の16ビートがわからなくなり、頭がどこか・・・・
そういった時は、確実にサルサのリズムはオフのシンコペーションで来る・・・ということがわかっていたら、即ここが頭で、その他は3連を叩いたり、2拍3連を叩かれていても基本のリズムは崩れず、踊る事も出来るということ等も実際のダンスで示してくださったり。
 この日はこれで終了。


 2日目は、 午前中にADLIB WITH CHORDの話からスタートし、音をコピーすることさえ難しいと思っていた曲を松木さん流に簡単に分解、理路整然と説明して頂きました。
 で夜はなんと、戸高さんが来てくださいました。戸高さんは、「その筋」では有名な方でしてご存知の方はかなりいらっしゃると 思います。
うちの長女達へプレゼントを頂き、一通り落ち着いた所で、なにやら松木さんと約束していたらしきプレゼントを受け取っていらっしゃいました。このプレゼントはこちらも開けてびっくり!!!「玉手箱」のプレゼントです。脅威の消費電力ゼロらしき品物・・・・(笑)

そのときの写真がこちら!

 この後、戸高さんは長女と長女の親友に別室へ拉致・監禁されてしまい、サイン責めにあっていました。


戸高さんは鍵盤奏者でもあり、ギターも弾けますので、早速松木さんのギターを弾いて、松木風コードの種明かしに感動と感心されておられました。また同時に編曲という意味で、コードをどうすればいいのか、内声をスムーズに動かしたり、トップにどの音を持ってくるか、ベースがこう動くとコードは動かさない・・・・など出るわ出るわというぐらいものすごく豊富な引出しの一部を聴く事が出来て僕もしきりと感心していました。またこの日はKey→カギ、つまりその曲のドアが開くということ、そしてコードは宝の山であると言う事がレッスンの内容でした。
 もちろん実技でもこの写真のように

松木さんの左手人差し指が曲がっているということを示して頂きながら、親指主導で人差し指へと自然に力がかかるということ、そして人差し指から順番に・・・という人間の動作的観点から考えても自然な説明でした。


 今回の2泊3日で得られたことや内容はこのHPでは書ききれませんし、おそらく音楽をやられている人もやられていない人も説明を聞かれると「!」、「なるほど!」となることは「間違いない!」です。
 実際かみさんもサルサのステップのタイミングということで、リズムのシンコペーションの感じ方でダンスの踊る、ステップの踏み込むタイミングがより感じやすくなったと、早速踊りに行って感動していましたから。

 結局、松木さんの話を「でも」という気持ちで聞くと駄目で、「はい」と素直に受け入れてみて、最初は異物を取り入れることはしんどいかもしれないですが、それが自分の中で明確に、そしてすべての事柄、音楽、人間関係、気遣いそういったものにすべていい意味で化学変化を確実に起こしてくれるものだとわかりました。
 またそういった化学変化こそが自分を成長させたり、ゴキゲンさを呼び込むものになるのだと確信しました。


 今回は28日のライブからスタートしましたが、 この場をお借りしまして、松木さん、渡嘉敷さん、岡沢さん、野力さん、木原マネージャー、相茶さん、橋川店長、スタッフの方々、戸高さん、そしてお会いする事が出来ました皆さん本当にいい時間を有難うございました。

(文章:編集長 )

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